Complete text -- "今日はちょっと硬派です<情報収集・セキュリティ・市場の閉鎖性>"

20 May

今日はちょっと硬派です<情報収集・セキュリティ・市場の閉鎖性>



  • 「盛り上がらぬ情報省設置構想」(選択2005年5月)。これは主として国防にからむ「インテリジェンス」の必要性を訴える記事。ここしばらくで私がもっとも夢中になって読んだ本、佐藤優氏の「国家の罠」に記されているような本当のプロの言をまたずとも、情報収集をもっと重要視すべきではないかという意見が大勢になってしかるべきであろう。確かに一般国民にはその必要性はわかりにくい。しかし絶対に必要である。
    国防より命の危険という意味では一段落ちるかもしれないが、金融市場にも「インテリジェンス」がなさすぎると感じる。日本の投資家が本格参入するときは、その商品の最高値を意味する(つまり後は下がるだけ)という評価をよくきくが、この情報収集の甘さと決断の遅さを見れば、それも当たり前なのかもしれない。そんな中で、もちろん現地の情報合戦に互角に加わっている投資家もいることは、わずかな慰めですが。

  • 「UFJを失った日立製作所の衝撃」(同上)。銀行の基幹システムの受注競争が、銀行業界の合従連衡により勢力図の変更を余儀なくされているという図。これに伴うコンピューター会社の勝ち負けには直接の興味はないが(もちろんそれも大事なんですが)、システム覇権がビッグファイブから日本IBMとNTTデータの二強に、という記事には国家金融システムのセキュリティという見地から危機感を覚える。もっというならばおそらく今後NTTデータの一人がちという様相も予想されるわけで、そうなった時に何が来るのか。一行こけたらみなこけた、ですね。バーゼルIIのオペレーショナル・リスク管理は個別行をターゲットにせざるを得ないわけだが、金融システム全体という見地からはシステム・プラットフォームの多様化をはかっておくべきではないのか?と思える。

  • 「株式持ち合い強化策の功罪」(同上)。こういう記事がもっと世に広くいろいろな立場からでるべきではないか。グローバル・トレンドに逆行する持ち合いを進める会社は、その他株主の利害を考慮する体質にあるとは思えないので売り!という結論になってもよいんじゃないか。と思う逆行振り。記事によれば、買収脅威論の対等から持ち合いブームに発展するのは史上4度目とのことだが…。この件についてはもっとたくさんいいたいこともあり、考えをいずれまとめたい。



06:49:00 | mentor | | TrackBacks
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