Complete text -- "「銀行」にできること"

15 March

「銀行」にできること


  • 中小企業買収ファンド設立(3.12日経)りそなとあおぞら、総額100億円。「再生」から投資へとの軸足シフトを中心にまとめた記事。銀行がこういう事業に傾斜することは、良い様でもあり悪い様でもあり…海外の事例では、うまくいったらいったでその部門に対する収益依存度があがり、結果として銀行全体の収益のぶれにつながるので部門をスピンオフするはめになったりしているようだ。100億円程度のファンドでは、銀行全体の収益に貢献するというサイズではないだろうが、気になるのは「投資」だといいながら、対象企業に対して銀行としてのサービスを提供するメリットという概念が消えていないこと。投資というならスタンドアローンの収益性にむしろ特化しないとリスクリターンの分析が曖昧になります。

  • 中小零細向け無担保融資、大手銀進出に規制の壁(3.12日経)中小事業者向け無担保融資については、会社と個人の資金が混在しているパターンが多いため、消費者金融のノウハウと銀行のノウハウの両方が必要であるが、金融庁の規定(調べていませんごめんなさい)では銀行と資本関係にある企業による保証業務は、事業者向け融資では認められていない、との記事。???消費者金融に保証させなくとも、そのノウハウを生かす手はありそうですが。より根本的には、ここで個人と会社を分別する方向に進まなければ日本の中小企業金融は行き詰まりを打開できないと思います。それこそ、銀行にできることでは(メガではなく地域金融の出番)?

  • 日本政策投資銀行、法務省のPFI案件に対してLOIを発出(3・10同行ホームページ)。このネタは商品研究所真鍋の金融ノートからいただきました。PFIは長期案件なので、まずは政府系金融機関から、ということなのかもしれませんが…。期間が長いだけに、その収益性の評価はかなり難しいところです。採算チェックがきちんと働きますように。邦銀さんは、海外PFIでは債権者としてお名前を見かけることもあるように思いますが、国内PFIへの取り組みはいかがなんでしょうか。



06:53:00 | mentor | | TrackBacks
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