Complete text -- "(金)不透明感<続>"

29 September

(金)不透明感<続>

  • 日本株のネガティブ要因として挙げられるのは、「すでに起きていること」「すぐに起きること」として、円高、金融機関資本規制/リスク資産削減方向の規制(国際協調規制、国際会計基準適用、SM比率規制強化など)。「今後起きるかもしれないこと」として、CO2規制強化コスト負担、金融機関貸出減少リスク(モラトリアム)、ノンバンク貸出減少リスク(貸金業規制)。また、キャピタルゲイン課税優遇措置の取り扱いも材料になってくるかもしれません。もちろん、いずれも、本質的な理由(成長力とか、需給構造とか)により日本株は原則買いにくいという判断がベースにあってこその追加的な要因に過ぎないのかもしれませんが、今日は「円高」についてぶつぶつ考えています。

  • 金利差でならしてみれば名目で見るほど円高ではないとか、ドル以外の通貨も勘案すれば対ドルで見るより穏やかな変化であるとかいうコメントもよく聞くのですが、ありとあらゆる手を使って景気回復をしなくてはならないこの時期に、名目であろうが何であろうが円高の進行は企業収益への影響がと心配であるという声も強いと思います。

  • 自分では全然整理がついていないのですが、今回の危機の中で「為替レートの意味」を考えることが多いです。欧州では一通貨であることのデメリットもあったと言われていますし、相対的に不況が深いと考えられたイギリスポンドが売り込まれたことで、かえって英国不動産に買い手がついたとの見方もあるようで、ごく一部かもしれませんが為替レートがスタビライザー的に働いた局面もあったのかもしれません(ユーロはそのスタビライザーがなかったことのデメリットが意識された)。為替は、ファンダメンタルズ(といわれる諸事)から乖離しやすいこともあり、今次局面では増幅装置となってしまっているのが日本の状況ということなんでしょうか。

  • 幼稚なコメントで恐縮ですが、円高で苦しいという言葉はいろいろなところで聞こえてくる一方で、今のところ円安政策を主張される方があまりいないように見えることはなんだか不思議です。もちろん、為替ですべてを解決できるわけもなく、為替政策に過度に依存することには大きなディメリットもあるるし円高にもメリットはあるはずなので、バランスを考える材料を自分でも集めてみたいと思います。

  • 株に話をもどしますと、今のところ、NT倍率の上昇が話題になるなど、冒頭に述べた各要因のうち株価に効いているのは実は円高以外のもののように見えますが、今後大型輸出株が全体を押し下げる形でNT倍率が下がってくる展開。。。というのがもっともがっかりなパターンでしょうか。。。

23:43:00 | mentor | | TrackBacks
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