24 March

(金)マーケットが動かない

  • 仕事の内容が変わって、昔のように毎日マーケットの動向を細かくみていないのですが、少し離れてみるとなおのこと「動かないなあ」としみじみ感じます。いろいろな見方はあると思いますが、実体経済に先駆けて回復してしまった株価などに、今ようやく実体経済の回復が追いつきつつあり、ここがちょうど適正水準だから動かないという見方もあるのでしょうか。
  • ファンダメンタルズなのかマネーの需給なのか。サブプライム問題につながる金融商品積み上げの時代には、ファンダメンタルズからかい離したプライシングで一部商品にマネーが流れ込んだという事実はあったと思うのですが、そのマネーの量は当時よりむしろだぶついているとすると、ここで市場が止まっているのはずいぶんと冷静なもんだなあと思います。唯一材料のありそうなソブリン系は、一部を除きこうしたマネーが支えているので言うほど動かないという感じなのでしょうか。
  • さすがに、あれだけのことがあった後には市場参加者も相当「リスク管理」を強化しているでしょうから、バブル的な高リスク商品への突っ込みは(今のところは)なく、また、少しでもリスクの芽が見えればささっと後退という行動パターンが皆に共通していて、この面からも価格レンジが狭まっているのかもしれません。
  • こうなると普通のことをやっていてはリターンが低く抑えられることになります。。。ん?いつか来た道。。。じゃあ株ではなく○○にしよう!という発想からいくつものバブルが生まれたような気が。。。

23:13:00 | mentor | No comments | TrackBacks

29 September

(金)不透明感<続>

  • 日本株のネガティブ要因として挙げられるのは、「すでに起きていること」「すぐに起きること」として、円高、金融機関資本規制/リスク資産削減方向の規制(国際協調規制、国際会計基準適用、SM比率規制強化など)。「今後起きるかもしれないこと」として、CO2規制強化コスト負担、金融機関貸出減少リスク(モラトリアム)、ノンバンク貸出減少リスク(貸金業規制)。また、キャピタルゲイン課税優遇措置の取り扱いも材料になってくるかもしれません。もちろん、いずれも、本質的な理由(成長力とか、需給構造とか)により日本株は原則買いにくいという判断がベースにあってこその追加的な要因に過ぎないのかもしれませんが、今日は「円高」についてぶつぶつ考えています。

  • 金利差でならしてみれば名目で見るほど円高ではないとか、ドル以外の通貨も勘案すれば対ドルで見るより穏やかな変化であるとかいうコメントもよく聞くのですが、ありとあらゆる手を使って景気回復をしなくてはならないこの時期に、名目であろうが何であろうが円高の進行は企業収益への影響がと心配であるという声も強いと思います。

  • 自分では全然整理がついていないのですが、今回の危機の中で「為替レートの意味」を考えることが多いです。欧州では一通貨であることのデメリットもあったと言われていますし、相対的に不況が深いと考えられたイギリスポンドが売り込まれたことで、かえって英国不動産に買い手がついたとの見方もあるようで、ごく一部かもしれませんが為替レートがスタビライザー的に働いた局面もあったのかもしれません(ユーロはそのスタビライザーがなかったことのデメリットが意識された)。為替は、ファンダメンタルズ(といわれる諸事)から乖離しやすいこともあり、今次局面では増幅装置となってしまっているのが日本の状況ということなんでしょうか。

  • 幼稚なコメントで恐縮ですが、円高で苦しいという言葉はいろいろなところで聞こえてくる一方で、今のところ円安政策を主張される方があまりいないように見えることはなんだか不思議です。もちろん、為替ですべてを解決できるわけもなく、為替政策に過度に依存することには大きなディメリットもあるるし円高にもメリットはあるはずなので、バランスを考える材料を自分でも集めてみたいと思います。

  • 株に話をもどしますと、今のところ、NT倍率の上昇が話題になるなど、冒頭に述べた各要因のうち株価に効いているのは実は円高以外のもののように見えますが、今後大型輸出株が全体を押し下げる形でNT倍率が下がってくる展開。。。というのがもっともがっかりなパターンでしょうか。。。

23:43:00 | mentor | No comments | TrackBacks

21 September

(金)爆笑。

  • (金融というより日記ですが)尊敬する金融ブログの爆笑エントリー。画面に向かって大爆笑したのち、考え込んでしまいました。

  • ほんとに、現状は、単に崩壊のスピードがゆっくりになっただけという理解でよいのかもしれません。日本の経験(金融危機後いったんは株価が回復したけど2−3年たって二番底)は、アメリカの回復力の前には役に立たないかも。。。などと思っていたのですが、世の中そんなに甘くないという方が正解なのかもしれません。
  • この休みの間に、サブプライムから始まった危機の発展と現状評価をまとめなくてはならないのですが、まだ考えが落ち着きません。。。

09:55:22 | mentor | 2 comments | TrackBacks

14 August

(金)いやあ予想が外れ続け


  • 夏枯れだって言うのに、株価堅調。閑散に売りなしっていうのともちょっと違うような感じですね。さすがにこの2、3日は力強く買いあがっていく感じではなく、アメリカ株の上昇にもいまいちついて行ききれないようですが、銘柄物色は相変わらず。バスケット需給もあるようですが、航空(高速道路再開遅延)、ゴルフ場(オリンピック)など、みなさん情報へのリアクションがすばやいですね。お盆休みで個人投資家さんがビビッドに反応できる環境なんでしょうか。

  • いくつかの中央銀行が現状・先行き判断を示していますがばらついている印象が。いや、本当はちゃんと読めばそうはずれたことをお互いに言っているわけではないと思いますが、各ステートメントの中から上向きな表現だけを抜き出して相場の材料とされると、ばらついているように見えるということなのかもしれません。

  • さてさて。当たらないときにはお休みです。お盆休みシーズンですっかり電車は空いていますが、普段は激コミの新丸ビルにあるシュラスコやさん(バルバッコア クラシコ)も余裕で入れました。 こちらは、サラダバーのクオリティがとても高くて、このバーだけの利用もできるようです。もちろん、肉もおいしい。ランプ&焼パイナップルが超気に入りました。


07:20:09 | mentor | No comments | TrackBacks

04 August

(金)市場動向覚え書


  • 株価上昇が止まりません。こんな表現をしてしまうこと自体、自分のもともとの予測(ベアマーケットラリー)に固執している証左なのかもしれませんが、企業業績のコストカットによる改善でここまで株が上がるとはまったく予想していませんでした。甘かった。このままいけば、米国の投信フローで見てもまだ入っていないリアルの買いがついてくるようになるのかも。
  • で、株高に連れてなのか(主としてアメリカの)需給も気になるのか国債金利もちょっと上昇。クレジットは相変わらず投資資金を集めているようでタイトニング。アメリカはハイイールドまで突っ込んでいるのはちょっとどうかなと思わなくもないですが、投資資金の流れっていうのはそういうもんなのですね(株のボラティリティを世界中の機関投資家が嫌っているという話は聞くのですが、この2年間のデータで言えばクレジット市場の値動きの方がよっぽどブラックスワン=ファットテイルだったんじゃないかと思います。それでも、キャピタルロスの額はやはり株の方が大きかったということなんですね、きっと)。
  • やっぱりキーワードは金余りでしょうか。去年と違ってこれからファンダメンタルズが悪くなるというフェーズではなく、さすがに底抜けはしないというレベル感が投資資金の流れを加速させているということなのかもしれません。この流れがとまるとすれば、もうこの位でよいだろうというフェアバリュー感覚というよりは、イベントでパシッと(ふたたび全資産相関係数1で)切り返しちゃうということのような気もいたします。
  • でもって今見えているリスクは(予想されているのでショックにはならないでしょうけど)米国のCRE・地銀(FDICの支援体制も含む)・地方債(中央政府のサポート含む)・GSE、東欧など小国のソブリンリスク、油上昇。ショックになりそうなものは(当然)見えていないので並べようがないのですが、夏は要注意なので、先入観を持たずにいろいろ見てみます。

05:00:00 | mentor | No comments | TrackBacks