Archive for August 2011

22 August

(食)北京、Day3

  • 最終日です。昨日の教訓を生かし、早起きして朝7時に世界遺産の天壇公園へ。公園自体は朝6時ごろから開いているらしく、月次パスをもった北京市民が参集。グループダンスだの太極拳だの、散歩だのおしゃべりだの、地元密着施設です。8時半に建物が開くということで8時ごろからは観光客の波が押し寄せてきます。8時半より前に建物は開いてましたな。あまりに巨大な公園なので、全部を歩き回るのをあきらめて主要な建物を外から写真にとって。。。おしまい。建物拝観もせず。不真面目な観光客ですが、十分に建物外観の美しさは堪能しました。しかし、でかい。天壇は、天皇が実りを天に祈るための祭壇を中心とする施設ですが、なぜこんなに大きくする必要があったのでしょうか。。。現在は、この大きな国を党支配でずっと統制していくことができるかどうかが大きな話題になっていますが、この人たちには昔から巨大な国・多数の人民を統制するという意識が強くあり、この大きな建物の建設も含め、何千年もかけてそのノウハウを蓄積してきたのではないかと思うようになりつつあります。
  • とはいえ、急速な発展と資本主義思想の浸透は社会の歪みを生むのも当然で、だからこそ近代にいたるまで革命が続いてきたのでしょうが、今日革命を起こさないようにするために党が何をしていくのか本当に注目です。街中で目についたのは、文明的な市民としてふるまうことの大プロモーション。一番目につくのは「信号が赤の場合には歩行者は道を渡らない・車は停止線で停止する」キャンペーンで、週末には色つき小旗を持った係員が横断歩道で歩行者を信号にしたがって遮断する光景もありました(しかし赤信号でわたる人は多数)。急速に経済が発展し各地の大都市に人口が集中する中で、秩序ある社会という意識を醸成する必要にせまられているんでしょうか。
  • で、最後のおでかけは天壇から地下鉄で鼓楼(ぐーろう)。元の時代の楼がふたつ並んでいます。このあたりはまだ昔ながらの街並みで、徐々に観光客向けに古い建物におしゃれなレストランも入りつつありますが、多くは地元消費と思われるお店ばかり。3日目ともなると通じようがなんだろうがカタカナで中国語をしゃべってみるという根性も板につき、すごくローカルなお店に突入。抄肝(ちゃおがん)と呼ばれる北京朝ごはん名物(らしい)と包子(ばおず、肉まんです)。料理名はなんとか通じましたが小碗といったつもりはうまくいかず、大きい碗がきてしまいましたが。。。包子はどうしても食べたかったんですよね。20年前に北京で食べて一番おいしかったもの。昔ながらの生地なので、皮がおいしかったの。今回は鼓搂の隣にある伝統的なお店で、念願の昔ながらの包子に出会えました。やっぱり美味しい。たぶん、古い生地を新しい生地にまぜて作る手法だと思うんですが、新しいイーストで発酵させるきれいな生地より味があるんですよね。日本では神戸に名店がありますが、そのほかにはなかなか見つからないので。。。
  • 念願(=包子)も成就し、巴士(バス)の乗り場で人員整理のおばさんに东直门地鉄站(どんじーめん地下鉄駅)と叫んでみると、ちゃんと行けるバスに乗せてもらえました。乗り換えて地下鉄で無事にホテルへ。荷物が増えてしまったのでホテルからタクシーで空港へ。空港もとにかく大きいので、まず大事なことは「自分が乗る飛行機のターミナルをきちんと伝えること」。そして、道も混んでいる・チェックインにも時間がかかる・パスポートコントロールも時間がかかる 可能性がそれぞれにある上に、空港入り口から搭乗口まで果てしなく遠い場合もあるので、「早めにいくべき」だとのアドバイスをいただき、相当早めに出てみたところ、ラッキーなことに道がすいていて順調に到着。空港チェックインも大行列でしたが個人旅行のセルフチェックインはなぜかがらがらであっさりパス。そんなわけで時間ができたので、今空港でこれを書いています。
  • 3日間、駆け足でしたが本当に勉強になりました。人口は、力であり暴力でもあります。なぜ中国エコノミストの多くが消費腰折れ懸念を笑い飛ばす一方で社会不安が懸念だとするのがか、少しだけわかったような気がします。本当の低成長は、一人っ子政策の世代が労働人口の中核になるときでしょうか。

美しい瑠璃瓦と屋根のフォルム。建物はべらぼうに大きいです。細部もとても綺麗です。魔除けなのか、方角を示すものなのか。
全体は大きな公園で、朝早くから月次パスの地元の方が散歩や運動を。重要文化財なのであろう回廊もおしゃべりや物販の波。一番かっこよかった扇の舞グループ。
鼓楼。元の時代でしたっけ。のぼれば町が一望できるそうですが(←さぼり)そのふもとにある伝統的な小食やさんの炒肝。念願のパオズ!!これは美味しかったよ

23:44:00 | mentor | No comments | TrackBacks

20 August

(食)北京、Day2(2)

  • 暑さと人ごみに負けていったんホテルで休憩したのち、香港の同僚が推奨してくれた北京ダック屋さん「大董烤鸭」へ。とても人気のお店とのことだったのでホテルのコンシェルジュに電話を頼むと、昼時間をはずせば予約なしでいけるとのことで、14時過ぎに到着。これがちょっと目を見張るようなモダンな大箱で、メニューも写真入りでとても綺麗。個室多数、フロアも大ホールなんですが、ちょうど昼ごはん時が引けたところとあって多くのテーブルが片付け中。本当に人気なのね。こういうお店は昼夜わけて営業することが多いそうなのですが、ここは通しで営業していてラッキーでした。で、一人北京ダックに挑戦。ありがたいことに半只(半羽)の注文を受けてくれたので、焼きあがるのを待つ間、筍・海苔のから揚げをつまみつつお茶。この筍がやや失敗で、味は悪くなかったのですが調味料が甘かった。北京ダックの甘味噌と味がかぶってしまいました(涙)。で、出てきた北京ダックはさすがは香港人のおすすめ、絶品。ここはまた来たいなあ。できれば大人数で、ほかの料理も食べてみたい。
  • さすがにいくら半羽とはいえ一人で北京ダックを平らげるとおなかは重く、相当疲れてはいましたがここは歩くしかないと前门(チェンメン)にできたという新しいショッピングストリートへ。おお。。。またすごい人。昔の建物を模した商店が立ち並び、ほとんどディズニーランドのノリです。本当はぐるっと歩いて古い町並みまで行こうと思っていたのですが、とても体力が続かず、地下鉄に乗ってこれもまた人ごみの伝統的な繁華街、王府井(ワンフージン)へ。ここもすごい人ごみですがここにはピンポイントの目的がありました。昔からある(といっても昔とは様変わりした)伝統工芸品を売る大きな総合商店があって、それなりにクオリティの良い中国っぽいものを売っています。1階は金と宝石・貴石。高い。金は国際価格、貴石のアクセサリーは日本と同じ(もしかすると日本より高い)。だれか買うんだろうか。いくら所得レベルがあがっていても国内需要はさほどないと思えますが。。。ここでは、ソファーカバーへの転用を狙って大き目のテーブルクロスを購入。蓄財の成功を意味する魚2匹をあしらったデザインです。富か出世を意味するデザインが多いですよね。
  • 。。でさすがに疲れてホテルに戻って足裏マッサージ。今回は、ニューオータニ长富宫にお世話になりましたが、いかにも伝統的なホテルで設備の古さはあるもののその分新興ホテルよりお値段抑え目。とても快適に過ごせました。マッサージは半額キャンペーン中でしたが、この内容なら正規料金(45分で2500円ぐらい)でも十分にペイします(香港対比)。前々から気になっていた角質取りを別料金でやってもらいました。晩御飯をパスして(さすがに)、おやすみなさい。
鴨屋さんとは思えない内装。巨大レストランです。筍。単品としてはよかったんですけどね。鴨のつけあわせ。胡瓜やネギだけではないあたりちょっと工夫が。
そして鴨!この半分をいただきます脂を多く落とす製法とのことでパリ!身はしっとり。デザートに熟柿を凍らせたものをもらいました。
すっかりお買いものテーマパークと化したエリア。
横道は昔ながら。本屋さんにはウォレンバフェット本がたくさん。

07:26:52 | mentor | No comments | TrackBacks

(食)北京、Day2

  • さて、2日目は本格的な個人行動。とにかく最初の印象は「街が大きい」。そして「人が多い」。特に香港から行くと街の大きさは際立った印象です。アメリカの大都市と比べてさえも、建物が大きく道が広く、歩いてどこかに移動するというのはかなり厳しい。そして公共交通機関がバスと地下鉄なんですが、人口対比でいうとさらに整備の余地あり。したがって、個人旅行でふらふら動き回るのはかなりハードルが高いです。
  • 人の多さは、もともと北京が大都市だということにも由来していると思いますが、さらに、信じられないほど多くの観光客が地方都市から来ています。日本の観光地や人気のある美術展が大行列になると話題になりますが、そんなものの比ではありません。NYにも景気の良い時にはアメリカ全土から観光客が押し寄せている印象がありますが、とにかく人数が全然違います。名だたる観光地は人ごみを見に行くようなもの、各地でお土産物屋さんは黒山の人だかり。毎日がゴールデンウィークの浦安か年始の明治神宮です。地方都市の所得があがって消費水準も高まっているといいますが、この旅行ブームは代表例なんでしょうか。すごいのは、その旅行者の多くがデジタルカメラ、携帯で写真を撮っていること。こりゃ売れるのはモバイルですぜ。コンピューター保有率はすぐには上がらないと思いますが、こういうモバイルのデジタル製品普及はあっという間ですね(半導体業界もよほど戦略を考えないと。。。)
  • そんな中で個人で観光するためにはプランニングが大事。ちょっと歩いて行ってみるということができず、また、タクシーがとてもつかまりにくいので、私にとっては公共交通機関をどう利用するかが勝敗のカギとなりました。ホテルから観光地、別な観光地、食事場所への移動は相当考えておかないと、中国語もろくにしゃべれないし街の全容も知らないので軌道修正もたいへん。公共交通機関の停車駅から目的地までの細かい地図を見ておかずに相当歩き回る羽目にもなりました。とても役に立ったのが東京のSuica、Pasmoのような交通ICカード。空港から街中へのエクスプレス、地下鉄、バスに乗れます。このバスに乗れるというのが利用価値大。このカードは(私の場合)入手が困難で、空港駅(英語が通じたのに)で売り切れ、エクスプレス下車駅でも売り切れ、地下鉄の駅でようやく3度目の正直で手に入れました。中国語がしゃべれないと厳しいのは、このカードは自動券売機には入っておらず、売り場で対面でお願いしなくてはならないこと。ガイドブックを見ながらカード1枚、とカタカナっぽくいうと今度はいくら入れるのかを聞かれます(多分)。学生時代に覚えた中国語の数字の記憶を引っ張り出し、50元と言ってみるとなんとかもらえました。デポ20元と最低金額30元ということのようなので、50元黙って出せばなんとかなるかも(しかしインフレの国なので今後容易に値上がりしそうですが)。
  • 観光第一弾として、まず、朝はやく天安門広場・故宮へ。それなりに早めに到着した(故宮博物館の開館1時間以上前)つもりだったのですが、甘かった。もう全然ダメ。天安門広場も入場制限、話題になることの多い毛主席記念館にも行きたかったんですが入場待ちの行列は100人などというものではなく、故宮博物館前も見渡す限りの人。とにかく地方から(だと思う)の団体観光客が無数に集まっており、グループを示す旗が林立。横山光輝先生の三国志まんがで、軍隊がきれいに旗をそろえて動いている絵がよく出てきましたが、あんなに整然としてはいないものの雰囲気は同じです。見渡す限りの人、人、人。
  • とにかく暑かったこともあり早々に中央を諦めて、近代史勉強に役立つといわれた軍事博物館にいってみました。こちらも人は多かったのですがここで引き下がっては何も見ることができないと覚悟を決めて300人ほどの列に並び、無料チケットを手に入れて入場。ここは軍の宣伝も兼ねているのか、身分証明(外国人のパスポートもOK)でただのチケットをくれます。入口は毛沢東彫像、その奥の兵器だの戦車だのが飾ってある大ホールが大人気でした。お勉強は2階。抗日戦争〜人民解放、中華人民共和国の設立までをかなり丁寧な展示説明で紹介しています。兵器展示ほどの混雑ではなかったのはほっとするところでしたが、それでも抗日の表現はすごい。南京の紹介もとても目立つ展示です。古い案内では、3階に対米抗戦があることになっていたのですが、いってみると展示はクローズ。オフィシャルな博物館なので、いろいろな認識の変遷で展示物も変わっていくのだろうなあと勝手に推察しました。
天安門です。遠くをとると写真がかすみます。天安門広場。塔の下に巨大スクリーンが。。。うーむ。こんなグループ旅行がたくさん。
軍事博物館。どこへいっても人がたくさん。毛沢東は真に人気があるんですね。みんな喜んで銅像と一緒に写真。抗日展示の最後も毛語録。
こんな展示が山のように。。。戦車もありました。これがバズーカ砲?初めて見ましたよお土産物もたくさん。こんなものを買いました。


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16 August

(食)北京、Day1

  • 20年以上ぶりの北京。個人旅行としては初めてで、まあほぼお初のようなものですね。今回は、金曜日午後〜日曜日午前中の正味丸2日間程度の滞在でした。見るのと聞くのは大違い、来てみてよかったです。数年前の上海とはまた印象が全然違い、大中国の発展のすごさと、急速な成長で生じる問題のほんの一端を垣間見ることができました。勉強になりました!
  • 初日は、北京在住の先輩方とお食事。最近は、古い家屋や小路(胡同フートンと呼ぶそうです)の再生利用が盛んなのだそうで、そうした古民家を利用した四川料理屋さんに連れて行っていただきました。門構えからすでに素敵で、中庭もある雰囲気のとても良いお店。四川とはいっても辛味は強くなく、洗練された味でお料理もおいしかったです。そして、5年以上ぶりだと思いますが白酒(バイジュウ、焼酎のような蒸留酒)をいただきました。懐かしい。。。
  • 最近は北京もワインブームだそうで、昔のような白酒の乾杯文化は地方都市に行かないとみられないそうですが、それでも香港よりはお酒を飲んでいる印象ですね。香港のワインブームは飲むのではなく投資で、外のレストランであまり飲んでいる人を見ない気がします。まだこちらのほうが飲む文化(喜)。食事の後、胡同を利用した新しい商業地をご案内いただきました。石造りの建物を小さな商店に改造していて、若いデザイナーなんかが洒落たグッズを売っています。風刺Tシャツを買いましたよ。
  • 高層ビルの立ち並ぶCBR(Central Business Districtの略だそうですが街の東にあってあまりセントラルっていう感じじゃありません(笑))や、商業地など、「今」の北京を見た初日です。

入口。素敵ですよね中庭。涼しければここで-食べるのもよさそう今日の飲み物。白酒は度数の弱いものにしていただきました。50度はきついですものね。北京は燕(三国志の張飛の国)の首都だったんですね。だからビールは燕京ブランド.
鴨スープ。こちらは鶏ではなく鴨湯ということも多いですね。冷菜。中華は、冷たいお肉が本当に上手です。湯葉とパリッとした薄皮を揚げたもの。広東でよくある手法ですが日本でももっとやればよいのに。美味。
スパイシーな肉の蒸し物。これは特においしかった。鴨肉炒めを北京ダック風に包みます。揚げネギだったりしてちょっとおしゃれ。最00後に担担麺。普通の辛さも結構辛いよ、とのお話でしたがなんとかいけました
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街の中で発展している地域は本当に高層ビルだらけ。真ん中に穴の開いた変わったビルは、巨大な建築途上で、建設現場で火事があったためにオープンが延期されているのだそうです。
その一方で昔の小路や建物の再生プロジェクトも進んでいます。京都の町屋を利用したお店のようなものでしょうか。
再生地域のデザイナーショップで買ったTシャツ2題。現役主席も柄にする時代になったのですね。オバマ大統領は毛語録からだそうです

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10 August

(食)B級グルメは続く

  • ちょっと胃腸が疲れてきたので、優しめのメニューを出してくれるお店へ。ここのところとても気に入っているコーズウェイベイの一つ向こうの天后(てぃんはう)レストラン街で、徳昌という魚練り製品を得意とする軽食屋さん。。。地元口コミでは味が落ちた!ということのようですがそんなに悪くありませんでした。ここを軽く済ませたのはよかったのですがこれで元気になってしまい、生活用品買い物ついでにおやつを食べてしまいました(反省)

魚皮餃河粉と揚げた魚皮。いずれも日本にはありませんね。魚のすり身を餃子の皮に見立て、何かのミンチ(肉?魚?)を包んだもの。揚げ白身魚皮をスープに浸して食べます。日本でもはやると思うけどな。近所のインドネシア料理屋さんで揚げパイナップルとアイスクリーム。バナナが売り切れていたのでこの組み合わせになりましたが、バナナのほうがよかったなあ。。。このお店は、大当たりではないけどはずれでもなし。近くにあると助かる一軒です。


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