Archive for October 2008

28 October

(金)安値更新


  • 毎日、あれよあれよという間に安値が更新されていきます。NYもまたマイナスで8175.77。8000ドル割れが見えています。為替は、G7声明にも出ていましたが円高の進行。特に対ユーロ、ポンドが顕著です。

  • それにしても、まさかこんなことは起きないだろうと漠然と考えていたことが次から次へと現実のものになっていくわけですが、もっとも予想外だったのは、ユーロ安。むしろ(まだ心配ですが)ドルの切り下げが恐れられていたわけで、この先(日本もそうですが)為替が(ふたたび)金融市場の話題の中心になるのかもしれません。

  • しかし、そうしている間にもクレジットスプレッドはすごいことになっていますね。国が救済の姿勢を鮮明にしたはずのファニーメイ、フレディマックでさえ債券スプレッドがまた拡大。日本でもクレデリ、社債ともに広がっています。

  • そういえば、欧州の大手銀行が株式デリバティブで大きな損失、という報道が。ああこれでまたデリバ悪者論がきっと…
    sigh


07:12:42 | mentor | No comments | TrackBacks

24 October

(金)ポッドキャストで情報収集


  • NY株式市場は小康ですが、ユーロ安はそう簡単にリバースしないようですね。リーマンCDS決済を見込んだドルのレパトリ(本国送金)とかいう荒唐無稽な説明もあるようですが、本日の○○新聞1面の不思議なトップ記事(CDS清算機関設立が金融機関の財務改善に役に立つというような)とあわせ、CDSモンスター説が独り歩きしています…。「プロ」の市場のみなさんや「一流」メディアのみなさんまでこれに乗ることはないと信じたいところです。

  • さて、本日はそんな話題ではなく、自分の情報収集の話。たいしたことをしているわけではないのですがよくご質問を受けるので。毎朝NY市場クローズ後に、ポッドキャストでいくつか市場コメントなどをダウンロードして通勤中に聞いています。朝会社に到着するころには、一応ひととおり頭に入ります。

  • 全部英語なのでお役に立たないかもしれませんが、一応メニューはこんな感じ。


  • マーケットコメント、デイリーニュース

    • Market Research Podcast from Schaffer's Investment Research

    • Business Week - Market Reports

    • CNN Marketplace update

    • NewsPod(BBC)


  • ウィークリー金融誌などの抜粋

    • The Economist

    • This week in Barron's


  • 識者の意見

    • Kwoledge@Wharton Interview(Jeremy Siegel教授分)

    • Martin Wolf (FT)

07:34:54 | mentor | No comments | TrackBacks

23 October

(金)リーマンCDS決済終了


  • リーマン(正確には持ち株会社のLBHI)を参照するCDSを現金決済することを選んだ場合、オークションによってきめられた一本価格を参照することができます。その決済が昨日終了。価格が額面の8.625%と決定したことで、この決済で巨額の損失を蒙る金融機関などが破綻するのではないかというような憶測が飛び交ったようですが、そんなことは(もちろん)ありませんでした。プロの解説が参考になります。

  • この、「もちろん」というのをどうやって説明するかは、私も含めて業界努力なんだろうなあ、とつくづく。デリバティブ市場は相当なストレスをこなしていますが、なかなか評価されません。理解を得るためにできることとして、「具体的にはこんな処理実務でした」「そうはいってもこういう問題がありましたと」いうリストを作って、これを検討していくというのはどうでしょう。細かいことも含め、初めての事態への対処でいろいろと大変だった取引当事者もいたはずですし、ストレス対応マニュアルをどんどん積み重ねていってより強固な市場インフラにしちゃえば文句は出にくくなりますよね(と期待)。

  • しかし、あの○○○という対応策は実効性はどうなんだろう、と心配になります。もちろん、ないよりはあったほうが良いと思いますが、CDSのクレジットイベントとカウンターパーティーEODがごっちゃに議論されるような世の中で、なんだか言葉だけが独り歩きしているような気が。

  • NYの株、またさがっちゃいましたね。もはや毎日の変動で一喜一憂するのはやめようと思いますが、これだけいろいろな手が打たれているということはまだまだ金融の世界で緊張があるということなんでしょうし…。ひとつひとつ片づけていくしかありません…


06:58:43 | mentor | No comments | TrackBacks

17 October

(金)乱高下


  • 凄惨な相場が続きますが、NYは一服(400ドル上げを一服としか評価できない展開です)。とりあえずイベントだけ記録しておきましょう。

  • 欧州はついにUBSに資本注入。CSFBは自力増資。米国はシティ、メリルの大赤字(といっても差支えないでしょう)、鉱工業生産相当悪く。。。でも原油70ドル割れとモノラインの不良債権政府買い取り策の提案を好感(?)して株価は後場上昇。モノラインはともかくとして原油価格の下げは好感でよいんでしたっけ?もちろん、企業の生産コスト下落や消費マインドの改善には貢献大、のはずですよね。しかし景気は...。

  • マクロも悪い、決算も悪いけどなんとなく上がった日というのは、大体そのあと戻してしまうという不吉な経験が頭をかすめつつ、とりあえず今日のところは日本株も上げてくれよと祈りたいところです。大和生命破たんの前日に「生保危機」を見出しに掲げたゲンダイをついつい駅売りで買ってしまう毎日です。


07:19:35 | mentor | No comments | TrackBacks

16 October

(金)戻りは1日しか。。。


  • 小売売上高を理由に株は大幅安。JPモルガン決算も、予想よりましなどという評価ですがやはり良くないですね。実体経済の悪化で貸し倒れが増えているようですし、今後も厳しい見通し。

  • 大統領が新しくなるまで景気たてなおしの財政出動ができないことを見透かされている感もありますが、金融システム支援にせよ何にせよ、公的サポートっていうのは大きな流れをちょっと支えるとか細部を修正するとかいうことにしか役に立たないので、自律回復の兆しがどこで見えるかという当たり前ですが本質的なポイントを見るしかありません。

  • We will change this country and we will change the world. という趣旨のことをオバマ候補が発言していますが、アメリカが世界の中心という認識をいつまで維持できるか。金融業界の打ち止め感は、ついに「そうはいっても大丈夫」と思われてきたドル基軸レジームを試すところまで来ているようです。


07:26:47 | mentor | 1 comment | TrackBacks