Archive for May 2008

28 May

(日記)ようやくアップ

金融クリップCDS&株編を久々アップです(1か月分)。まとめて読むと、ここしばらくの急速な市場回復と、ごく直近のちょっと不安な感じがよくわかります。さて、ここからどう読みましょうか。
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15 May

(金)米ドル資金流動性って。。。


  • 嵐のような仕事のドタバタがちょっと一段落。市場はよくわかりませんね。CDSのタイトニングはちょっと一服感、株は相対的に堅調っていうのをどう考えるか。このまま投資リクイディティで流されるように市況が回復してしまうとはやっぱり思いにくいんですよね。

  • で、昨日の続きでここまでの市場混乱をあらためて考えてみると、リスクそのものの評価が大幅に調整されていたのはサブプライムだけで、その他の価格調整は資金の流動性(CP市場の限界&銀行バランスシートの限界)が引いたり、格付などの評価基準がゆらいだりということで、特に米ドルが世界各地で不足した…ということだとすると、少なくとも今までのところは市場混乱の背景はごく一部を除いてリスク(エクイティ)の問題ではなくリクイディティ(デット)の問題だということでしょうか。

  • そうまとめると、ここまで株は堅調なんだけどクレジット市場は混乱が深かったとか、年初来特に銀行の資金調達市場は落ち着きを取り戻していなくてついにはLIBORまで見直される始末だとか、そういう状態はまだ続くんだろうなあ、と。資金を回していた仕組み−担保付金融(レポとか証券化とか)という仕組みそのものがいったん壊れてしまったので、これを修復(または代替をつくりだす)のにまだ時間がかかる、ということなのかなあ、とぼんやり考えています。今のところドル資金を大量に回す仕組みの毀損ですが、今後他の通貨でも「キャッシュ不足」が出てくるんでしょうか。

  • クレジットデリバティブも含め、賛否いろいろあるものの今回はデリバティブ市場が取引流動性を確保したことでリスク(ファンダメンタルズだけではなく市場流動性も含めて)対比の価格はある意味見えやすく、その一方でキャッシュが必要なものの価格の回復が非常に鈍い(現物社債のタイトニング出遅れ―アメリカの話ですが)っていうことなので、いろいろなツールを通じて実体経済以上に金融に金を流してしまった(その大半は「デット」)ことの巻き戻しフェーズに入っているんだろうなあ…

  • するってえと、今後デフォルト率や回収率がどうか、などのファンダメンタルズに対する見通しが安定することで資金流動性が戻ってくるのか、それとも壊れてしまった仕掛けの代替ができるまで不安が続くのか、という点の見極めということなんでしょうかね。

23:17:00 | mentor | No comments | TrackBacks

14 May

(金)プロの言葉は重い

今日は業界の神様に近いような方が来日されたのに晩御飯をご一緒させていただきました。いつもながらにこういうチャンスに大感謝です。やはりクレジット市場に長い方であればあるほど、(1)ここしばらくのCDSはタイト、社債はワイドにとまっていること(2)エクスポージャー比で考えれば銀行シニア債よりあきらかに住宅ローン証券化のAAA格のほうがリスクが低いのにスプレッドは逆 の謎が解けない。リクイディティがネックになっていることはわかるけど、これだけ中央銀行が金を入れているので銀行を経由して金が回るはずが何故…という疑問が生じるんですね。というか、過去にリクイディティがすべての理屈を押し流すという経験を何度もしていても、今のグローバルな「おかしさ」は先例がない。
で、昔話ついでに、ヘッジファンドが一国の通貨を崩してしまった歴史−ソロスの英国ポンド、クリューガーの豪ドル−の時代に何が起きたのかとか、今のメジャープレイヤーが何を考えているのかとか、なんていろいろ聞いてみました。結論は、今起きていることは新しいフレーバーはあるものの、本質は歴史と変わらず。毎日ミクロ情報を追いかけている情勢を、ちょっと遠景で見る視点をもらえると本当におもしろいです。とはいえ、明日からまたミクロを追いかける毎日ですが…

ということで、本日は、東銀座の名店、「こびき」にお邪魔しました。お魚は絶品、日本酒は宗玄や鶴齢が各種。もう夢のようなお店です。最後のおすしまでしっかりいただきました。結構酔っ払いでしたが、最後まで英語でがんばった自分をちょっとほめたい気分です☆
23:46:58 | mentor | No comments | TrackBacks