Archive for September 2007

27 September

(金)個人的には日本に注目。


  • ちょっとお仕事。かなり疲れているようで、集中力が続かない。駄目ですね…来週から立て直しましょう。

  • 世の中は政治ネタ満載ですが、私の関心事は日本のクレジット市場。英国の旧ビルディングソサエティ、ノーザンロックが大騒ぎでしたが、リスクのリプライシングがあちこちで起きている今、変調の見える日本のノンバンクを甘く見ないほうがよいと思うのは私だけ?

  • 夜中にふらふらと門前仲町までやってくると、これが「夜中でも店のあいている街」に大変貌していることがよくわかります。今日はその中でも紫というツケ麺やさんへ。平うちの太い麺で、魚だしベース(だと思う)に生の白菜(!)のはいったつけ汁でいただきます。全部乗せで麺は量を選んで880円。かなりお買い得といえましょう。味は好き好きかもしれませんが、白菜のしゃきしゃきが気に入りました。



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26 September

(金)クレディア破綻の顛末調査☆仕掛中


  • 先週のクレディア破綻以降、ちょっと法律の世界に戻っています。久しぶりの大型再生案件ですが、なんだかいろいろとよくわからないことがあって、いつも頼りにしているアナリストの皆さんや弁護士先生に毎日のように教えを請うています。

  • 謎の1。なぜ民事再生法なのか?担保権の実行が手続外で進んでしまうのではないか?現に、第三債務者(サラ金債務者)に通知を打った銀行債権者がいるという噂もある一方で、過払い利息返還請求権が実行されることをおそれて敢えて担保となっている貸し金債権を取りに行かないという説もあり。うーん。いずれにせよ、貸金業者に対する貸付の評価をかなり考えないといけないということでしょうか。

  • 謎の2。証券化商品はどうなるのか?過払い利息返還請求権との相殺が進み、これをオリジネーターが補填できない(できたとしても再生手続にのっとって部分弁済)ということになり、もしも証券化商品が毀損するとすれば、これは別種の倒産隔離リスクなんじゃないの?となると、ノンバンク債権の証券化のリスク評価は今後変わってくるかも。

  • 探求が続きます。



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14 September

(食)日本市場も変調。そしてインド料理とワインを楽しむ。


  • サブプライム大騒動というテーマには、だんだん市場が飽きてきたにもかかわらず金融市場の混乱はおさまらない。今のフェーズは欧州銀行流動性騒ぎとでも名前をつければよいのでしょうか。次の段階(企業資金調達への影響)までいくのかどうか、瀬戸際ですね。

  • で、(って関係ないけど)今の同僚の遅ればせながらの昇進祝いに、昔の同僚を急遽呼び集めてちょっと飲み会。忙しいところをさくっと来てくれる皆さんには大感謝。いい面子で働いていたんだなあ、としみじみ感じるワタクシでした。

  • 場所は、銀座の瑛舎夢(えいしゃむ)。相変わらず、本格インド料理と素敵なワインのセレクションミスマッチがたまらない美味しさ。いつもやられちゃうチリコンカルネ、タンドリにベルメンティーノとプリミティーボ(サルディーニャ産)。最後にフレンチの赤を飲んだような…気がするが銘柄をよく覚えてません。でもとにかく美味しかったです☆

  • しかし…ついに上場消費者金融が民事再生になっちゃって、先週は日本の証券化商品でAAからBBへの怒涛の格下げという騒ぎ(これが全然話題とならないのは新聞の怠慢ですが、騒ぎになり過ぎないという意味ではむしろ感謝すべきなのかも<皮肉ですね>)があり、日本は独自の要因で金融市場のほころびが見え始めている感じ。海外に気を取られていると…。



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06 September

(金)経験を書き残しておくことの意味


  • 台風。直撃ってやっぱりすごいんですね。しかしそれでも私が飲みに出かけるのをとめることはできません。西麻布のロビン。そして今日は事例に学ぶ 再生EXITの勘所-ステークホルダー・マネジメントの要諦の出版お祝いです

  • いい本が出ましたねぇ。予てから、日本が不良債権処理の過程で積んだ貴重な経験を、いろいろな角度から残しておけば後世にきっと役立つ…と思っていたのですが、金融から出た本の中でもこれは必読の部類でしょう。世の中のM&Aや再生は、入り口についてはいろいろ読むことがありますが、どんな実務家に聞いても「もっとも大事なのはインプリメンテーションとEXIT」という言葉を聞かないことはないのに、なかなかそれを本で読むことはできない。ま、当然といえば当然で、インプリをやっている人は忙しいというのと、個別性が強くて守秘義務を負った中では書きにくいということなんだと思います。

  • 弁護士先生はこういう知識を後世に残されることに熱心で、よい本がいくつもあるのですが、金融はなかなかない。この本がほぼ唯一の体系的な整理ではないでしょうか。

  • で、今日お邪魔したロビンですが、西麻布のちょっとした隠れ家的な素敵なお店でした。素材にこだわりの一品料理+お寿司で、秋刀魚、コハダなんかはとってもおいしかったですし、一品料理でも天草大王や幻霜ポークが出てきてなかなかのもの。お野菜もおいしかったですよ。そして、お酒は「秋鹿」。こういうちゃんとお酒。という味はいいですよねぇ。

  • お店の方が身を挺して止めてくださったタクシーでふわっとうちに帰りましたが、東西線も東陽町より向こうが止まっているとのことで道すがらたくさんのタクシー待ちの人があふれていました。無事に帰れてホッ。

  • しかし…。サブプライムがきっかけだったかもしれませんが、もはや市場のフォーカスは第三段階ぐらいですよね。第四段階があるとすれば、私の読みは企業金融なので、ここをきちんと見ておかないと。そういう展開になったとき、今日ご紹介した本の出番がやってきます。今度こそ、もっと痛みを伴わず・日本人の資本でやりましょう。


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04 September

(金)市場の展開はだんだん歴史のパターンに。


  • 今週は残りの日がすべて飲み会(という名の仕事も実はあるのですが…と一応言っておかないと)なので、今日は残業。こうやって一日に寄せると、どうしても深夜になっちゃう。かくしてサブプライム・ダイエットは続くわけです。

  • ここへ来て、だいぶ「私個人の関心」と「世の中の関心」のズレがめだつようになってきました。おもしろいものですね。もともと私は個別案件にこだわるミクロ君なのですが、もう一つの顔は歴史マニアということなのかもしれません。一連の騒動で、どういう仕組みが話題になっているのかを詰めていくのも私の仕事ながら、一方で、97-98年との比較や、もっと古い事例との比較―過去の金融バブル崩壊―というのも私のスコープ。

  • そういう観点からは、今回の大騒動はかなり「歴史的なパターンを踏んだ」ものとなりそうな気がしています。もっとも、これまでと決定的に違うのはいくつかの中央銀行が「とっても早い段階で行動している」ことですね。で、これが吉なのか凶なのか。「金融恐慌の歴史」という名著を勧められ、熱心に読んでいるのですが、この一節を数多くの方に読んでいただきたいなあ、と思います。「金融危機に対する処方箋は、私の知る限り最後の貸し手であるといえるが、その結果の予測は、副作用があるため不透明である」(『熱狂、恐慌、崩壊 金融恐慌の歴史』C.P.キンドルバーガー)

  • 近年物故された著者は、国際金融のレジームでアメリカの指導力が落ちる中、各国における中央銀行・政府のように「最終責任を取る主体」のない現代金融市場における金融恐慌への対応への難しさを説いています。まさに、今はそういう状態なんじゃないでしょうか。



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