Archive for November 2006

18 November

(日記)車のディーラー(その2)


  • 車のディーラーめぐりの続きです。

  • トヨタ:レクサス(AAA:S&P)。いってみましたよ、レクサス。日本カーオブザイヤーだそうですが、販売苦戦と伝えられてもいますね。で、レクサスのショウルームは、アメリカンモダンラクシュアリーというイメージ。これはおもしろい戦略だなあと思いました(受けるかどうかは別として)。普通アメリカで高級感を売ろうと思うと、トラディショナル・ブリティッシュにしたりしますよね。そこをトヨタはモダン系。対抗がBMWやベンツであるため、違いを見せようとしているんでしょうか。

  • で、車のラインナップですがこれは見てみないとわからないもんだなあ、と。レクサスはトヨタの高級車ラインナップ=セルシオかアリスト、という先入観があったのですが、スポーツ仕様のかっこいいやつもある。そして、さすがは日本車、装備はすごい。音を聞かせてもらいましたが10個以上のスピーカーですごい音響。エンジンの信頼性やサポートも段違いだろうし。。。で、なぜ販売苦戦なんでしょうか。難しいところですね…。

  • (おまけ)毎年できるだけ出かけるようにしている有明でやっている農林水産祭「実りのフェスティバル」。これは全国から農林水産の名産物を集めて展示・販売するもので、何せ格安。おいしいものが集まっていますし。今年もいろいろ買いこんじゃいました。おすすめはいろいろありますが、佐賀県(各都道府県のブースがあります)の海苔はゼッタイ。茨城のローズポーク、常陸牛もなかなかのものです。



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17 November

(食べ歩き)白とりゅふ!


  • 白トリュフの会。といってもなんのことかわからない日本人の方が多いですよね。私もまだまだそれに近いのかもしれませんが、この時期にはお誘いいただく機会があって、ここ3年毎年いただいています、白トリュフ・ディナー。

  • 何がよいって香りですね。トリュフといえば黒い塊を想像することが多く、実際に黒トリュフの方が一般的なんだと思いますが、白いトリュフは香りが本当に違います。松茸を楽しむことのできる日本人なら、きっと受ける食材です(が高い)。今日はフェアドマさんで、最後のデザート・グラッパまで白トリュフづくしのコースをいただきました(特別にお願いしておいたもので予算は内緒)。

  • 甘い香りで幸せな味です。丹波のマツタケぐらい(もしかするとそれ以上)高いので、毎年この時期に向けて「積み立て」です。



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16 November

(金融)格付の意味と役割


  • 格付って何だろう、と考えるチャンスの多い昨今。日本では、外資3社に日系2社の5社が大手ということになっているようですが、こんなに林立しているところは他国にはないようです。

  • そもそも格付っていうのは、社債を発行する会社などを格付会社が評価して、その評価結果をAAA、BB、などの記号でランキングするもの。ここしばらく書いている車ディーラーめぐりで参考にしたS&Pというのはアメリカ二大格付会社のひとつですね。本来格付は、社債なんかに投資する人が、発行会社がどのくらい倒産するリスクがあるかを見極め、どの程度のリスク料を要求すればよいか(どの程度高い金利を要求するか)の判断材料として使うものです。

  • 素直に考えれば、投資家が情報料を格付会社に支払い、それと引き換えに格付会社が自分の評価を情報として売るというビジネスモデルが自然。ところが、今の多くの格付会社のビジネスモデルは「依頼格付」すなわち発行会社が格付会社に格付をお願いし、格付手数料を支払うという形になっています。つまり、お金をもらってその相手を評価するわけですから、甘くなることは無いのか?と利益相反を心配したくもなるのですが…

  • 現在では、格付っていうのは投資家による評価だけではなく、いろいろな法や制度にも使われるようになっています。その中で、もうじき始まるバーゼル規制でも格付が参照されている。金融庁案では、いまのところ「依頼格付」にむしろ価値を認めて、格付会社が勝手につける「非依頼格付」は使えないとしています。なぜかといえば、格付け会社が低い「非依頼格付」をつけて会社に『お金を払ってくれればもっと高い格付をつけてあげますよ』とブラックメールする手段にしているから、ということらしい。実際に格付の現場の話を聞いてみると、そういう節がまったくないわけではなさそう。

  • でも、だとすればそういう行為のある格付会社の格付は使いません、という規定にすればいいんじゃないでしょうか。依頼格付を「高くする」という営業は、非依頼格付がブラックメールというのか、依頼格付が利益相反というのか、よくわかりません。この格付の論点は、もっと広く議論されるべきだと思います。格付には他にも格付会社間で見かけ上同じ符号に差がある(同じ会社に格付会社によって違う符合がついている)というレーティング・スプリットの問題もあります。もっといろいろ議論されても良い話ですね。



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15 November

(金融)PEファンド


  • プライベート・エクイティ・ファンド。最近新聞にも登場することの多くなったこの運用手法が、今日のお勉強のテーマでした。プライベート・エクイティというのは上場していない株を指します(余談ですが、このプライベート・エクイティ―略してPE―の日本語訳は結構悩みます。未上場株/未公開株というと、今後上場(=公開)することが前提となっているような感がありますが、必ずしもすべてのPEが公開を目指しているわけではありません。結果として、「非上場株」がフェアな呼び方なんだと思いますが、いまいち浸透していないですよね)が、PEファンドはこの非上場株を中心に投資するファンドです。

  • ファンドがPEに投資する場面は大きく分けると二つ。これから伸びていく新会社を投資対象とするベンチャー・ファンド(ベンチャー企業の資本を担うという意味でベンチャー・キャピタリストと呼ばれる投資家の一種ですね)か、既存の会社(またはその一部門)に出資するバイアウト(買収)・ファンド。PEファンドという場合、後者のみを指すことも多く、今日はバイアウト・ファンドのお話でした。

  • PEファンドは、世でよく話題になる公開株をTOBなどで買い占めるファンドとはちょっと違います。あくまでも非上場の株式を買う(非上場会社に出資する)わけですから、会社の経営陣が承知しない投資はできません。つまり、敵対的買収はない投資手法です。では、どうしてファンドの出資を仰ぐのか。(1)他にお金を出してくれる人がいない(2)お金は欲しいが事業はのっとられたくない、などの理由があるわけですよね。前者は特に事業再生で、後者はちょっと意外に聞こえるかもしれませんが、M&Aで同業者に飲み込まれてしまうぐらいならファンドを投資家にしようと考える場合です。

  • 最近の公開株市場では、むしろ敵対的買収を仕掛けてきたファンドに対抗するために、ホワイトナイトとして同業者をつれてきて、挙句の果てには合併にまで至るということが多いようですが、実際にはファンドは「有期限でリターンをあげて出ていってくれる短期株主」なので、PEの世界では資金援助を仰ぎつつ自分の事業建て直しの時間を稼ぐという手法が立派に成り立つわけです。最近では、PEファンドも必ずしも非上場株のみを投資対象とするわけではないようで、公開株の世界にも「フレンドリー・バイアウト」という慣習が見られるようになるかもしれません。このファンドの話はいろいろと書きたいこともあり、また続編を立てることにいたします。



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11 November

(日記)車のディーラー(その1)


  • 車のディーラーを巡る。今乗っている車(アウディ)は気に入っているので次は買うとしても難しい。車を見るのは楽しいので、ディーラーを回るのはおもしろいんですが職業柄ついついその車やさんの経営状況も気になります。で、ディーラーさんの感じをその会社の経営と結び付けてみる。

  • トヨタ(AAA:格付はS&P、以下同じ)。言わずと知れた世界一の優良クレジット。中間決算も、どこまで儲かるんだという高収益です。で、売れ筋(の筈)のハリアーハイブリッドを見に行ってみる。とろい。いや、車がじゃなくてディーラーのお兄ちゃん。客の名前も聞かず、買い替えのタイミングも聞かず、自分のディーラーで持っているラインナップの最上級車種を見たいといっているのに反応が鈍すぎる。というか、黙っていても客は来るし比較すべき他社製品もないキングはこういう販売員でも売れる、ということでしょうか。ある意味すごいです。

  • BMW(A+)。これは中古車やさんに行ってみました(そういう予算なんで…<笑>)。車は綺麗で個性も車種なりにあるんだけど、思ったより内装がぺかぺか。ドイツの車の合理性、という理由もあるかもしれないけど同じクラスのアウディと較べて内装の軽さは乗っていてうれしくない。担当についてくれた方はすばらしいフォローで、お金持ち(=わがままも多い)を相手にしなれているディーラーさんというのはさすが。物もそうだけど、サービスに定価を払う人は多いんですよね。廉価なものから高級車まで、それぞれの値段につりあった車格も決まっている。

  • 車めぐりはまだ続きます。



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